通信方式

 通信方式には、IEEE802.11gなどと名前がついているが、無線LANの通信方式の名前は全部IEEE802.11までは共通でその後ろに付くアルファベット一文字が異なる。普通に使われている方式としてはn/a/g/bの4種類だろう。
 通信速度はbが11Mbps、aとgが54Mbps、nはよく知らないが、wikipediaによると600Mbpsまでだが、現状では電波法の関係で300Mbpsまでらしい。どんな機器でも大抵はg/bには対応しているだろう。ただそれだけにgやbの無線LANを使っている人は多く、近隣にg/bを使っている人がいると、互いに干渉しあって通信速度が落ちてしまう。aはgやbとは使う周波数が違うので、g/bとaは互いに干渉しあわないので、近隣のg/bのLANに干渉を受ける可能性があるならaに対応した機器を選ぶとよいかもしれない。
 nのことはよくわからないが、a/gの54Mbpsというのはあくまで理論値で、実際はその半分も出ないので、「それでは遅すぎる」という場合にはnを使うとよいかもしれない。
 もちろん、親機・子機ともに同じ通信方式に対応していないと、その通信方式での通信は出来ない。